PORPOISE Camera Diary

何気なく過ごしている日常に溢れる沢山の“美しい”。そんな岩手県の日常風景を発信しています。

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「写真を“もっと”楽しく」

α7Ⅲをポチったワケ ~APS-Cからフルサイズへ~

日本時間で2月27日(火)に、SONYから「α7Ⅲ(ILCE-7M3)」が正式発表されました。

 

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α7 III | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

 

発表の噂も気にしていなければ、事前に出てきた性能の噂も全く気にしていませんでした。「SONY? α7? 何それ、美味しいの?」というほどに…。さらには、ミラーレスについてちゃんと調べた事も無かったのです。

それが、正式発表から4日後の3月3日(土)―。気付けば、私はそれをポチーっとしていました(笑)

 

 

 さて、ここまでは茶番のようで本当にあった話なのですが、私がこの1つの選択をした裏には、“3つの決断ありました。

 

APS-Cからフルサイズへ

②一眼レフからミラーレスへ

Nikon(Fマウント)からSONY(Eマウント)へ

 

私が何故このような決断に至ったのか。今回は、そこに重きを置いて書き綴りたいと思います。

カメラ初心者や現在APS-Cを使用している方の参考にもなれば幸いです。

 

 

 

私が現在使っているカメラ

 

本題に入る前に、私が現在使っているカメラを少しだけ紹介しようと思います。

この記事を読み進めるにあたり知っておいていただきたいので、サラっとで良いので目を通していただきたいです。

 

D5500

 

私は、2年ちょっと前に初めてNikonの一眼レフ「D5500」を購入しました。このカメラはイメージセンサーAPS-Cの、いわゆる『入門機』と言われる代物です。それでも当時で10万円前後はしましたが…(笑)

また、「ダブルズームキット」を購入し、標準レンズと望遠レンズも同時に手に入れてます。

余談ですが、その後に撒き餌レンズと呼ばれる「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」を購入。

更に、昨年12月には「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」も買い足しました。このレンズはフルサイズ対応です。…もちろん、いつか購入するであろうNikonのフルサイズ機を念頭に置いて買いましたよ?(笑) この事からも分かると思いますが、私はこの先もずっとNikon路線を歩み続けると思っていました

 

 

3つの決断

 

さて、前置きはここまでです。ここからは本題である“3つの決断”を1つずつ書き綴ります。

 

APS-Cからフルサイズへ

 

私が「フルサイズが欲しい!」と思い始めたのは今に始まった事ではありませんでした。上記の通り、私は約2年前に「D5500」を購入していますが、それから約1年後の昨年の冬くらいから思い始めました。

 

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それは「D750」や「D810」の後継機の噂が立ち始めたからです。まぁ結果的にすぐには発売されず、「後継機が出たら買おう!」と考えていた私は購入には至らなかった訳ですが…。

ただ、この時はただ単に「フルサイズ! フルサイズ!」と何も分からずに叫んでいるだけに過ぎなかったと思います。「フルサイズなら良い写真が撮れる」とは限らないに…。

 

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しかし、この時に後継機が発売されなかった事で改めて“自分の写真”について考える機会が生まれました。今でも勉強中ですが、この時の私は今よりも素人写真を連発していました。写真の構図や光の使い方、カメラの機能…。いろんな事がまだ未熟でした。「フルサイズ購入よりも勉強する事がたくさんある!」。そう気付いた私は“入門機”でひたすら写真を撮りまくりましたね。

 

さて、時は過ぎ、昨年12月のこと。「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」を購入しました。今まではキットレンズや撒き餌レンズを使っていたのですが、本格的なレンズを使ってみると、その描写力が素晴らしい…! 「レンズが写真の写りを左右する」と気付いた瞬間でした。

 

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さぁ、こうなると色々調べます。良く解像するレンズ、ボケが美しいレンズ…いわゆる評判が良いレンズとは何か。さまざま検索していると、そうゆうレンズはフルサイズ対応が多いような気がしました。もちろんAPS-C対応レンズで良レンズもあるし、フルサイズ対応レンズをAPS-Cで使う事も出来ます。ただ、それは使いづらそうでもあるし、今後の事を考えると「フルサイズが良いのではないか」と再び思い始めたのです。

 

 

一眼レフからミラーレスへ

 

皆さんは『ミラーレス』に対してどんな印象をお持ちでしょうか?

私は、軽い事や電子ファインダーが便利な事などがメリットと感じる一方、バッテリーの減りが早い事やレンズのラインナップが少ない事などがデメリットと感じていました。このデメリットの部分が結構ネックとなり、ミラーレスは眼中にありませんでした。

―つい最近まで。そう、α7Ⅲの発表があるまでは…。

α7Ⅲは、さきほどデメリットで挙げたバッテリーの向上はもちろん、10コマ/秒の連写全体の約93%をカバーするAFなど、ミラーレスのデメリットを克服しつつ全体的な性能アップを施してきました。

 

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α7 III | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

 

まだ実機を触った事がないのですが、数値上で見るとミラーレスは一眼レフと肩を並べるところまで来ていると感じます。もちろん、使用用途や使用環境によってどちらが良いかは変わってきますが、私の場合はミラーレスでも良いと思いました。と言うより、「ミラーレスの方が都合が良いのではないか」とも思い始めたのです。

さらに、一説では一眼レフは今以上の大きな技術革新がしづらく、逆にミラーレスは今後も開発の余地があると言われています。そして、ここ数年で一眼レフとミラーレスのシェアが逆転するであろうと。

この波に乗るか乗らないかは個人の自由だと思います。私の場合は使用環境なども考慮した上で、“次世代”の領域に入ってきたミラーレスでも良いのではないかと思いました。

 

 

Nikon(Fマウント)からSONY(Eマウント)へ

 

ここまで、『フルサイズ』と『ミラーレス』を選ぶ理由を書き綴ってきました。そして、一番の大きな問題。―どこのメーカーを選ぶか

私はこれまでの約2年間、『D5500』とNikonの一眼レフを使用してきました。そんなNikonからもフルサイズミラーレス発表の噂が立ってきました。しかし、なかなか発表がされない…。3月上旬に開催されたCP+2018に合わせて発表されるのではと言う噂もありましたが、その場でも発表はありませんでした。

そもそも、最近のNikonは元気が無いように見受けられます。大規模のリストラやDLシリーズの発売中止…。昨年9月のD850発売を受け、経営が多少なり回復しているようではありますが、それでも何処か勢いが無い。

さらに、Nikonがいずれ発表するであろうフルサイズミラーレスはフラグシップ機か高画素機になると私は予想しています。もし、そうなると私には価格面で手の届かない存在です。

一方で、SONYはどうでしょうか。フルサイズのミラーレスを販売するメーカーの中では、今とても勢いのある企業だと感じられます。もちろん、この勢いがいつまで続くかは分かりません。ただ、その勢いがミラーレスの“ある弱点”を解決してくれそうな予感がしています。

 

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その弱点とは何か―。それは、レンズのラインナップです。現在、SONYのEマウントで使用できるレンズは他マウントと比べると少ないです。ただ、Eマウントのミラーレス『αシリーズ』の使用者が多くなれば、どんどんレンズの種類が増えていくと思います。現に、SIGMAがEマウント用レンズを9本発表したりと、各社がEマウントに対応するレンズを開発・発表するなど動きが出てきています。

そして、ついにベールを脱いだ『α7Ⅲ』。このタイミング、今こそが「フルサイズミラーレス」の買い時だと私は思ったのです。

 

 

“選択”は人それぞれ

 

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私の『決断』と『選択』を書き綴ってきましたが、どうだったでしょうか…?

ただ、ここまで読んでくださったあなたに最後に一言だけ言わせてください。

“選択”は人それぞれです。何を“基準”にどれを選ぶか―。物事にはどれもメリットとデメリットが存在します。それを理解した上であなたは“選択”をするのです。その選択に正解や誤りは無いと思います。

ここまで私が書き綴った事も、『絶対正しい』と言う事はありません。ただ皆さん、特にもカメラ初心者の方の参考になれば幸いです。

 

 

まとめ

 

“3つの決断”によりポチった『α7Ⅲ』。製品が届き次第、α7Ⅲに関するさまざまな記事を上げていこうと思いますが、まずはその“選択”をした理由を書き綴ってみました。

いつも通り(!?)長くなってしまいましたが、皆さんの良きカメラライフの参考となれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

(早くα7Ⅲが届かないかなー!? ※3月23日発売予定)