PORPOISE Camera Diary

何気なく過ごしている日常に溢れる沢山の“美しい”。そんな岩手県の日常風景を発信しています。

PORPOISE Camera Diary

「写真を“もっと”楽しく」

α7Ⅲのファーストインプレッション ~APS-Cからの乗り換え~

全国のα7Ⅲご購入の方、ご検討中の方、ご興味がある方、みなさんこんにちは!

3月23日(金)に届いたα7Ⅲを数回ほど持ち出して使ってみたので、今回はそのファーストインプレッションを書き綴りたいと思います。

 

~α7Ⅲに関する記事の一覧はコチラ

 

 

 

ボディ

 

f:id:PORPOISE:20180324210809j:plain

 

まずは、ボディから!

カメラ本体は約650g(バッテリー等含む)と、ミラーレスのメリットを活かして軽めに出来ています。しかし、その反面ボディサイズが小さく、皆さんが気になっているのがグリップを握ったときに小指がはみ出る、所謂“小指余り”だと思います。この小指余りについては、私は指が細いのが功を成してか全く気になりません。多くの方々が小指余りについて指摘されているのですが、私のように小指余りが気にならない人も少なからず居るはずです。ですので、小指余りを解消する「グリップエクステンション」を本体購入と同時に必ず購入する必要はないと思います。まずは触ってみる。これが大切ですね!

 

 

 次に、ボディ剛性について。私は大三元標準ズーム「FE 24-70mm F2.8 GM」を装着しており、カメラ本体を持ち上げる時はそこそこ力を入れてグリップを握るのですが、軋む感じは全くありません。α7Ⅲ購入前に使っていたNikon「D5500」だと、グリップが少し軋む感覚があったのですが、そうゆう事は全く無く、しっかりとした剛性があると思います。

 

 

 操作性

 

Nikonの入門機「D5500」から乗り換えた身としては、メーカーによる違いで操作性が全く違うのですが、その中でも「これは良い!!」「使える!!」と思った機能や改善して欲しい点を紹介します。

 

マルチセレクタ

 

上下左右、自由にフォーカスポイントを動かせるボタンです。感覚的に操作出来るので、これは結構重宝しています。ただ、1つ気にしているのが耐久性。DSの十字キーのように、使っていると壊れないか心配ですね。…まぁ、DSの場合は使い方の悪さが原因でしょうけど(笑)

ちなみに、タッチパッドを使ってフォーカスポイントを指定する「タッチフォーカス機能」も搭載しています。個人的には使わない事はないですが、マルチセレクターの方が便利に感じます。

 

 

ダイヤル

 

モードダイヤル・露出補正ダイヤル・前ダイヤル・後ダイヤルと多くのダイヤルが付いているα7Ⅲ。このうち露出補正ダイヤルは、今まで使っていたNikon「D5500」に付いていなかったので、慣れるまでは操作に戸惑いそうです。ただ、最初は「露出補正がダイヤルなのかぁ…」と思っていたものの、これは結構便利かもしれません。感覚的に操作が出来ます。

前ダイヤルと後ダイヤルについては普通に使用していますが、もう少し位置が最適なポジション(前ダイヤルであれば、もう少し前方に出っ張りが欲しい)にあれば更に使いやすかったかもしれません。まぁ現状でも普通に使えているので、不満点ではありませんが…。

 

 

ボタンカスタマイズ機能

 

f:id:PORPOISE:20180328195732j:plain

α7 III 特長 : 操作性と信頼性 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

 

やっぱり、α7Ⅲの特徴の1つは「ボタンカスタマイズ機能」ではないでしょうか!?

α7Ⅲには、自由に機能を割り当てられるボタンが11個もあります! そして、登録できる機能は81項目も…! 私が使っていたNikon「D5500」を始め、多くの一眼レフやミラーレスは「このボタンはこの機能」と言うように決まっている事が多いため、「ボタンカスタマイズ機能」は驚きでしたね。逆にどのように設定すれば良いのか迷いました(今も迷っています…)が、これらを自分なりに設定出来た時には操作性がグンと上昇しそうです!

この機能については、現在試行錯誤中ですので、ある程度設定が固まったら『私の設定』として別記事で紹介したいと思います。

 

 

 

メニュー画面

 

「マイメニュー」にメニュー項目を最大30個まで登録できる機能があります。これは非常に便利なのですが、6個×5ページに渡って登録できる中で、あとから順番を入れ替えようとするとページを跨っての入れ替えが出来ないのです。これは何気に不便。ページを跨って入れ替えしようとすると、新ページに登録する+元々あったページから削除すると、2回も操作が必要になります。

ちなみに、良く言われている「メニュー画面が分かりづらい」という話。これは確かに分かりづらいです…笑

 

 

その他

 

メニュー画面などで操作をすると少しタイムラグがあるように感じます(=数回余計にボタンを押してしまう)。これは慣れればどうにかなるとは思いますが、改善して欲しい点の1つです。

 

 

ファインダー

 

α7Ⅲのファインダーを始めて覗いた時に出た一言目が「すごく広くて見やすい!!」でした。それもそのはず。今まで使っていたNikon「D5500」だとファインダー倍率が約0.55倍(フルサイズ変換)でした。一方、α7Ⅲは約0.78倍と大きいのです。やっぱり、大きく見えるのは良いですね。写真撮りが捗ります。

そして、ミラーレスの特徴の1つが「電子ファインダー(EVF)」ですね。シャッターを切るとどのように撮影されるのかが分かる優れものです。個人的には、“生”の被写体は自分の目で見る事ができるので光学ファインダー(OVF)でなくても良いと思っており、更にEVFだと撮影時に設定操作に集中出来るのでEVFを好んでいます。ただ、EVFだとやはり細かい部分は見づらいですね。これはしょうがない事なのですが、今後はもう少し解像度が増せば嬉しいです。

 

 

オートフォーカス(AF)

 

f:id:PORPOISE:20180307235106j:plain

α7 III 特長 : 革新のAF性能 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

 

約93%をカバーする693点もの像面位相差検出AFセンサーが配置されています。このことにより、より小刻みにAFを合わせる事ができます。また、横移動しか試していませんが動体への食いつきもそこそこ良いと感じます。

 

 

高感度耐性

 

f:id:PORPOISE:20180324231918j:plain

 

巷でも騒がれているα7Ⅲの高感度耐性。これは確かに素晴らしいです! 本当にノイズが出ない! これには思わず感嘆の声が出ました(笑)

上の写真はISO6400で撮影しています。が、ほぼノイズが出ていない…! これは撮影の幅が広がりそうですね。

※ノイズリダクションは標準設定

 

 

ボディ内手ブレ補正

 

f:id:PORPOISE:20180328211001j:plain

α7 III 特長 : 操作性と信頼性 | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

 

5.0段の補正効果があると言う光学式5軸ボディ内手ブレ補正。これもしっかりと効いているように感じました。

高感度耐性とボディ内手ブレ補正。この2つを組み合わせて、いろいろな写真を撮影してみたいですね!

 

 

その他

 

私は、α7Ⅲに大三元標準ズーム「FE 24-70mm F2.8 GMを使用していますが、よく「カメラとレンズのバランスが悪い」と言われています。ただ、個人的には確かにフロントヘビーで重いですがほぼ気にならないです。また、少し重い方が構図が安定する感じがするので、ちょうどいい重さだと思います。(1日中持っていれば疲れると思いますが…)

 

f:id:PORPOISE:20180324211456j:plain

 

 

まとめ

 

多方面にわたって書き綴ったα7Ⅲのファーストインプレッション、いかがだったでしょうか?

実際に使ってみて感じた事をまとめてみたのですが、測光モードの「ハイライト重点測光」や「画面全体平均測光」、「オートホワイトバランス」設定時の「雰囲気優先」や「ホワイト優先」など、実は気になっている機能がまだまだあります。

今後も使い続けた中で、また使用感を記事にまとめるかもしれません。それ以外にも、α7Ⅲに関わる事を記事にしていきたいので、今後とも宜しくお願いします!

ぜひ、皆さんのα7Ⅲを使ってみた使用感や気になっている事なども教えてください!

 

~α7Ⅲに関する記事の一覧はコチラ