入門機&キットレンズ+ストロボで行く!!『東京オートサロン2018』
みなさん、こんにちは!!
毎年1月に幕張メッセで開催しているカスタムカーの祭典「東京オートサロン2018」へ行ってきました。
私自身、2回目の訪問だったのですが、1回目の時は一眼レフを買ってまだ1ヶ月…。まともに撮影出来なかった訳ですが、今回は少しばかり頭を使って撮ってきました。
と言う事で、自分自身の記録用とカメラ初心者さんを始めとする皆さんの少しでも役に立てばと思い、記事にまとめます!
撮影機材
記事のタイトルにもあるように、使った機材は入門機とキットレンズです。
私は2種類のズームレンズがセットとなるD5500のダブルズームキットを購入しています。そのうち、今回は標準ズームレンズを装着して撮影しました。
ちなみに、東京オートサロンで撮影する際には撮影内容や撮影位置などにもよりますが、単焦点レンズよりもズームレンズがオススメです。撮影出来る位置が限られている事が多い、混んでいて撮影する度にレンズを交換しづらいなどが理由です。
①D5500
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5500 ボディー ブラック 2416万画素 3.2型液晶 タッチパネル D5500BK
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2015/02/05
- メディア: Camera
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②AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II
Nikon 標準ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II ニコンDXフォーマット専用
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2014/02/28
- メディア: Camera
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入門機&キットレンズだからと言って、侮ることなかれ!! この組み合わせだけでも、十分にキレイに撮る事ができます。
ただ、会場を埋め尽くすカスタムカーの他にも撮りたいジャンルがありますよね……??
そう、コンパニオン!! 「車撮るぞー!!」と意気込んでいても、いざ会場に着くとやっぱりコンパニオンを撮りたくなるものです(笑)
コンパニオンを撮る際にも、上記2点で十分に撮る事ができますが、あるとオススメなのがストロボ!! カメラ内臓のストロボでも良いのですが、いろいろと制約があるのでオススメは外付けストロボです。ちなみに、車を撮る際にも上手くストロボを活用すると印象深い写真を撮る事が出来ますよ♪ 高いカメラ・レンズよりも、ストロボがある方が費用対効果が高いと思います。私はサードパーティ製を使っているのですが、サードパーティ製だと1万円前後で購入できるので。
※但し、純正の方が安心して使用できます。購入の際は、自己責任でお願いします。
③K&F Concept KF-882
いざ撮影!!
いざ出陣…!! と言う事で、車とコンパニオンの2つに分けて私が撮影した写真を折り混ぜながら機材設定を紹介します。
車編
【絞り優先モード】
F値 … 3.5~5.6
ISO … オート
車を撮る際には、基本的には絞り優先モードで撮影しました。ボケ具合をコントロールしたいのが主な理由です。また、会場内は暗い所が多いため、F値をあまり絞りすぎるとISOが高くなってノイズが出てしまうので絞っても5.6くらいまでとしました。
ISOについては、ブースによって明るさがまちまちの為、オートです。その場で個別に設定しようと思えば出来る事ですが、いちいち設定に気を取られるのも嫌だったので、今回はオート設定としました。
ちなみに、露出補正は適宜必要だと思います。会場内の暗さに引っ張られて写真全体が明るくなったり、車のライトの明るさに引っ張られて写真全体が暗くなったりします。「写真を撮ったら確認する」事を必ず行い、必要に応じて露出補正をしましょう。家に帰ってきてから失敗に気付いた…と言う事が必ずあるので…。(自分自身への戒め)
最後に、ストロボについて少し触れます。撮影機材紹介の所でも少し書きましたが、時と場所を選んでストロボを使えば、上手く車を撮影できますよ。
周りに光源が少なくて車が暗い時はもちろん、車のある部分を強調したい時などなど…。自分の感性に身を任せて撮影してみると面白いかもしれません。
上の写真は、ヘッドライト~フロントバンパー付近にスポットを当てて写真を撮りたかったのですが、そこには会場の光が当たっていない状況でした。そこで、ストロボを使ってスポットが当たったかのように撮影した一枚です。
撮影のコツとしては、ストロボの光が強すぎると白飛びしてしまうので、-1.3~2.0ほど調光補正しています。
コンパニオン編
◎カメラ
【シャッター優先モード】
SS … 1/100
ISO … オート
◎ストロボ
【TTL自動調光】
調光補正 … -1.3~-1.7
照射角度 … 0度~45度
※バウンスアダプターを装着
続いては、皆さんお待ちかね(?)のコンパニオン編!!
コンパニオンを撮る時に一番大事なのは、ブレない事!!
その為に、シャッター優先モードでシャッタースピードを高めに設定します。私が使ったレンズはテレ端が35mm換算で82.5mm。一般的に手ブレしないシャッタースピードは「1/焦点距離」と言われているので、今回は1/100前後を目安に設定しました。もちろん、ワイド端に近い焦点距離で撮影する時にはもっと遅くしても大丈夫なのですが、コンパニオンが動いている事やいちいち設定し直すのが面倒だったので…。
ISOをオート設定にしているのは、「車編」と同様なので省略します。
ストロボについては、コンパニオンとの距離に応じて設定を変えています。
「ブレ」の次に気をつける事は「白飛びしない事」。撮影の度に写真をチェックし、調光補正と照射角度で光加減を調整しました。
ただ、気を付けたいのが他人とのストロボ被り。他の方と撮影のタイミングが重なると、ダブルストロボで光が余計に当たってしまいます。撮影後、しっかりと写真を確認すること…。これに尽きますね。(自分自身への戒め2回目)
ちなみに、撮影後にレタッチをする前提で撮影しているので、少し暗いかな??と思う程度で撮影しました。
入門機&キットレンズの辛いところ
ここまで何回も書きましたが、入門機&キットレンズの組み合わせでも十分にキレイに撮影できる東京オートサロン。ただ、敢えてそのデメリットを2点ほど上げてみます。
①ノイズ耐性
現代の入門機はノイズ耐性も侮れません。比較的高いISOでもノイズが気になる事はありませんが、やはりフルサイズと比べると辛いところもあります。
光源が少ない暗いブースや黒い車を撮影すると一気にISOが上がり、ノイズが目立つ時も…。
ただ、すべてのブースがそうではないですし、レタッチ次第で改善は出来るので大きなデメリットではなさそうです(笑)
②ボケ具合
大口径レンズや単焦点レンズと比べると、なかなかボケないキットレンズ。コンパニオンの背景に来場者が被っていると、なかなかボケずに一緒に写りこんでしまいます。撮影位置次第で改善は出来るものの、撮影者が多いので厳しい時もあります。また、車を撮影する際にも、ある部分にスポットを当てたような「イメージ写真」を撮りにくい面もあります。
今回は単焦点レンズも持っていきましたが、レンズを変える煩わしさと撮影内容が限られてしまう事から使う事がありませんでした。
まとめ
褒めてばかりでは なんなので、最後に少しデメリットも書き綴ってみました。ただ、そこまで大きなデメリットではないですね(笑)
それよりも、「撮影したら写真をしっかりと確認する」事が一番大事だと思いました。背景に人が写りこんでいたら自分の立ち位置を少し変えてみたり、少し時間を置いてみたり…。ちょっとした工夫で改善出来る事のほうが多そうです。あ、ただ他人に迷惑をかける事はやめましょう。
ちなみに、今回は撮影後にレタッチを施し、“自分のイメージ”に近い写真になるよう作りこんでいます。
「入門機&キットレンズ+ストロボ」でめちゃくちゃ楽しめる東京オートサロン。今回紹介した事がすべて正解と言う事はありませんが、カメラ初心者さんの参考に少しでもなれば幸いです。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき ありがとうございました。それでは、よきカメラライフを…!!